てんかんの症状・診断・治療

和田テスト

 大脳は、左脳と右脳に分かれています。和田テストとは、どちらかの半球を眠らせて、言葉と記憶の機能の左右差を調べるテストです。
 発明者の名前をとって「和田テスト」と呼ばれています。
 和田テストの方法は、まず、言語と記憶の機能のレベルを正確に判定しておきます。そして、片側の太ももの付け根あたりからカテーテルを挿入し、首の内頚動脈までカテーテルを上昇させて、半球に麻酔薬を注入します。すると、注入された側の半球が麻痺します。

 

 麻酔の効果は6〜8分です。この間に検査を進めます。
 言葉をつかさどっている半球に麻酔薬が注入されると完全に言葉を失います。(どちらの半球が言葉をつかさどるかは個人差があります)
 さらに、注入された側と反対側の手足に一時的な麻痺が現れます。

 

和田テスト関連ページ

てんかんは何科?
てんかんは何科で診てもらえばいいのでしょうか?てんかんを診てくれる診療科を紹介します。
てんかんの問診
問診はてんかんの診断においてとても重要です。問診のポイントを紹介します。てんかんで受診される際は一読しておきましょう。
てんかんの脳波検査
てんかんの診断をするにあたっては、脳波検査が行われます。脳の電気活動を調べ、てんかんにおける特徴的な異常波形が現れないか調べます。
てんかんの画像診断
てんかんの診断にあたり、画像診断が行われることがあります。脳にてんかんの原因となる器質的な問題がないかどうかを調べます。