てんかんの症状・診断・治療

頭部外傷

強く頭を打つと、てんかんになることも

 強く頭を打つなどして頭部外傷を負うと、それがてんかんの原因になることもあります。しかし、机の角に頭をぶつけたとか、鉄棒から落ちた程度の軽いものでしたら、てんかんの原因になることはほとんどありません。
 意識障害や記憶障害が強い場合や、脳の中で出血をしたり、頭蓋骨が陥没骨折した場合などは、将来てんかん発作を起こす可能性が高いです。
 頭部外傷が原因でてんかん発作を引き起こすものを特に外傷性てんかんと言います。

 

頭部外傷を負ってから、どのくらいで、てんかん発作が起こるか

 頭部外傷を負ってから、およそ1年以内に約50%の人がてんかん発作を起こすとされています。2年以内に約75%の人が発作を起こすといわれています。

 

外傷性てんかんの予防

 頭部外傷を負ってから、抗てんかん薬を服用することによって、てんかん発作を予防できるかどうかは、いくつかの研究がされています。しかし、予防に役立つとも役立たないとも報告されており、効果は定かではありません。

 

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