てんかんの症状・診断・治療

てんかんと間違いやすい病気

 てんかんと間違いやすい病気を紹介します。

てんかんと間違いやすい病気記事一覧

転換性障害-てんかんと間違いやすい病気

 転換性障害とは、ストレス、不安や恐れ、葛藤が身体のさまざまな症状に転換され、明らかに身体の障害として現れるものです。例えば、ショックなことがあって声が出なくなったり、立てなくなったり、歩けなくなったりすることです。 また、転換性障害には「疾病利得」と呼ばれる特徴がしばしば関係します。疾病利得とは、...

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一過性脳溢血発作-てんかんと間違いやすい病気

 一過性脳溢血発作とは、一時的に、脳の血管が詰まったりして、半身のしびれ、言葉が出てこないなどの言語障害などが現れる脳卒中の一種です。数分から数時間で感覚が戻ります。この様子がてんかん発作と似ているため間違いやすいのです。 一過性脳溢血発作は一時的な脳卒中とはいえ、大変危険な症状です。数日中に脳梗塞...

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過換気症候群(過呼吸症候群)-てんかんと間違いやすい病気

 過換気症候群とは、精神的な不安やストレスによって、過呼吸になり、めまいや頭痛、失神などの症状を引き起こす疾患です。再発しやすいという特徴があります。パニック障害の患者に多く見られます。 症状がてんかん発作と似ていますが、原因がストレス性や心因性である点で区別されています。

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ナルコレプシー-てんかんと間違いやすい病気

 ナルコレプシーとは、睡眠障害の1つで、次のような症状が現れます。睡眠発作・・・時と場所に関係なく突然強い眠気に襲われる発作。情動脱力発作・・・激しく喜怒哀楽の感情が動いた時、全身の力が抜けたり、ヒザ・腰など一部の力が抜けたりする発作。幻覚・・・睡眠発作で睡眠に陥った際、本当に体験しているかのような...

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憤怒けいれん-てんかんと間違いやすい病気

 憤怒けいれん(ふんぬけいれん)は、乳幼児期に見られる症状で、激しく泣いている乳幼児が急に呼吸を止め、顔が紫色になり(チアノーゼ)、全身を硬直させて首や背中を反り返させるという発作です。泣き入りひきつけとも言われます。 てんかんとの症状の違いは、けいれんの前に必ず泣き、無呼吸があることです。また、脳...

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熱性けいれん-てんかんと間違いやすい病気

 熱性けいれんとは、38℃以上の発熱に伴って起こる全身のけいれんです。乳児に見られ、1歳頃をピークに5歳頃まで起こるとされています。 将来的に熱性けいれんがてんかんに移行することはほとんどありませんが、2%〜4%が移行すると言われています。

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失神-てんかんと間違いやすい病気

 失神とは、脳の血液量が瞬間的に減ることによって起こる発作です。起立した時、排尿した時、採血が終わった時などに起こります。めまいや脱力、顔面蒼白などを伴って意識を失います。小児期から思春期にかけて多く見られます。

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